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太田 誠一助教が化学工学会 研究奨励賞(玉置明善記念賞)を受賞されました

 

化学システム工学専攻 太田 誠一助教が、化学工学会 研究奨励賞(玉置明善記念賞)を受賞されました。
この賞は、化学工学に関する優れた独創性・萌芽性を有した研究を学術論文誌に発表した若手研究者に対して贈られる賞です。

 

<受賞された研究 受賞された研究 ・活動について>
ドラッグデリバリーや画像診断など、ナノ粒子の医療への応用が近年注目を集めている。ナノ粒子と生体との相互作用は粒子のサイズや表面化学種によって大きく異なることがこれまで報告されてきたが、粒子の形状が与える影響については未解明な部分が多かった。本研究では、ナノ粒子をビルディングブロックとして用いて高次構造へと集積し、その集積体の形状を動的に変化させることで、光特性や細胞との相互作用を任意のタイミングで制御できることを示した。今まで単一の粒子として使用されてきた医用ナノ粒子に高次構造という概念を導入することで、その機能発現/制御のポテンシャルは大きく広がり、今後全く新しい概念の診断や治療法の開拓へと発展していくことが期待される。

 

<今後の抱負・感想>
これまで取り組んできた研究成果でこのような名誉ある賞を頂くことができ、大変光栄に思っております。これを励みに、今後さらに研究に邁進して参ります。

 

http://www.scej.org/award/scej-awards/scej-awards-2018.html