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原子力国際専攻 高畑和弥さん(D2)が化学工学会において最優秀学生賞を受賞されました

 

2019年3月13日、原子力国際専攻 高畑和弥さん(D2)が化学工学会において、最優秀学生賞を受賞されました。

 

 

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:狭間隙流路における固体流体連成シミュレーション

講演概要:狭間隙流路を有する固気混相流は、産業界においてよく目にする体系である。非常に複雑な流れであり、現象の理解には数値解析手法の導入が期待されている。DEM-CFD法は、固相を含む混相流の解析に広く用いられている手法であり、その信頼性も高い。しかしながら、既存手法では局所体積平均法を用いているため、流体格子を粒子径よりも十分に大きく取る必要があり、狭い流路や薄い壁面などを有する体系が計算できないという問題があった。本研究では、流体の計算と固体流体の連成を別の格子で計算するRefined grid modelを開発し、既存手法では計算不可能であった狭間隙流路を有する体系へと適用する。加えて、妥当性検証のために実験との比較を行う。

 

<今後の抱負・感想>
大変名誉な賞を頂き、非常に光栄に思います。熱心にご指導いただいた酒井幹夫先生、ならびに研究をサポートしてくださった研究室の方々に心より感謝申し上げます。