トピックス

化学生命工学専攻 時丸祐輝さん(D3)がIFOC-9 Organized by JSPS 116 CommitteeにおいてBEST POSTER AWARDを受賞されました

 

2018年11月19日、化学生命工学専攻 時丸祐輝さんが、The Ninth International Forum on Chemistry of Functional Organic Chemicals (IFOC-9) Organized by JSPS 116 Committeeにおいて、BEST POSTER AWARDを受賞されました。
この賞は、学会のポスター発表内で優秀な発表を行った発表者に与えられる賞です。

 


<受賞された研究・活動について> 
タイトル :A Hybrid of Corannulene and Azacorannulene : Synthesis of a Highly Curved Nitrogen-Containing Buckybowl
概要:窒素を有するバッキーボウル (フラーレンを切り出した構造からなるおわん型の分子)はその独特な構造と特性から注目を集めている分子群です。 現状報告されているアザバッキーボウルは、フラーレンC60の部分構造からなる分子に関しては報告例が存在するものの、それより高次のフラーレンを部分構造として有するアザバッキーボウルに関しては合成例がほとんど存在しませんでした。 本研究で私は、独自に開発した反応を用いてわずか3ステップで、アザフラーレンC80-XNXの部分構造からなる高度に湾曲したアザバッキーボウルの合成法を開発しました。 X線構造解析の結果、合成したアザバッキーボウルはフラーレンとほぼ同等の曲率を示すことがわかりました。

 

<今後の抱負・感想> 
数多くのポスターがあるなかで、このような賞を頂き大変光栄に思っております。これを励みにこれからも研究に邁進していきたいと思います。一緒に研究を行ってくれた皆様に感謝いたします。