プレスリリース

量子メモリへの書込・読出に光通信で成功!-量子セキュリティ通信長距離化実現の中核テクノロジーとして期待-:光量子科学研究センター・小芦雅斗教授ら

 

大阪大学大学院基礎工学研究科 井元信之教授、NTT物性科学基礎研究所 向井哲哉主任研究員、情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所 三木茂人主任研究員および東京大学大学院工学系研究科 小芦雅斗教授の研究グループは、量子情報処理に必要な量子メモリへの書込・読出を光通信技術を利用して実現することに世界で初めて成功しました。これは、量子セキュリティ通信の長距離化を実現する中核テクノロジーとして長年実現を期待されてきたものです。
本研究により、冷却Rb原子による量子メモリと量子相関をもった光子を光ファイバー通信によって送信し、離れた量子メモリの間に量子相関を実現し、それにより長距離量子情報通信を実現する新しい道筋となります。
本研究成果は、米国学術誌「Optica」のオンライン版に10月31日(月)に掲載されました。

 

 

 

プレスリリース本文:PDFリンク

Optica: https://www.osapublishing.org/optica/fulltext.cfm?uri=optica-3-11-1279&id=353446

国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT): http://www.nict.go.jp/press/2016/11/17-1.html

 

<記事>
EE Times Japan http://eetimes.jp/ee/articles/1611/21/news068.html
Security Online News http://ssanet.biz/?p=52490