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2015エアバス社主催世界学生アイデアコンテストにて東大チームが第二ラウンドに挑戦中

 

2008年から隔年で開催され、今回第4回目となるエアバス主催およびユネスコ協力の大学生アイデアコンテスト・エアバスフライユアアイデアは、2014年6月から参加チームの募集を開始し、94カ国から518チームが第一ラウンドに参加、2015年1月に100チームの第二ラウンドへの選出が発表されました。

日本からは合計12チームが第一ラウンドに参加し、そのうち2チームが第二ラウンドが選出されています。

工学系研究科航空宇宙工学専攻修士2年の宮谷聡、工学部システム創成学科4年の中村友哉、上西智、スクリット・ウィナヤウェーキン、及び新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻修士2年木村元紀の5名(アカデミックメンターとして総括プロジェクト機構特任助教中村裕子)は、都市開発や気候変動による生態系の変化を背景に近年増加する航空機の鳥衝突問題に対して、航空安全と鳥の保護を目的に、ある種の鳥の繁殖に適した空港の代替となる人工営巣地バードポートの設置と無人機による自動誘導のアイデアを提案して、第二ラウンドに選出されました。

今年1月から3月末までの第二ラウンドの間、チームに選任されたエアバス社社員2名と強い信頼関係を築き、週に1ー4回にのぼるテレビ会議を経験した他、その活動をソーシャルネットワークで発信、また、アイデアの実現性を高めるために5つの航空会社、4つの空港、二つの人工営巣地その他、多数の実務家・専門家インタビューを行いました。

その成果を2分のビデオと5000語のレポートにまとめ、3月30日に提出し、現在は、第三ラウンドに向けてさらなる活動の準備を行っています。

第三ラウンドへは5チームが4月末に選出される予定であり、選出されたチームは、5月後半にフランスに招かれ、現地にて最終選考が行われます。

20150416_birdport.jpgのサムネール画像

エアバスフライユアアイデア:http://www.airbus-fyi.com

東大チームの活動サイト:https://www.airbus-fyi.com/teams/2164/birdport