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化学生命工学専攻 矢野 慧一さんが 10th SPSJ Internatilnal Polymer ConferenceにおいてYoung Scientist Poster Awardを受賞されました

 

化学生命工学専攻 矢野 慧一さんが、10th SPSJ Internatilnal Polymer ConferenceにおいてYoung Scientist Poster Awardを受賞されました。この賞は、隔年で開催される高分子に関する国際学会SPSJ International Polymer Conferenceにおいて優れたポスター発表を行った若手研究者に対して授与されるものです。

 

 

<受賞された研究について>

本研究では、らせん超分子ポリマーをキラル剤としてコレステリック液晶を誘起することを目標としました。水素結合などの非共有結合を介して自己集合する分子は、溶媒中で一次元に自己組織化して、超分子ポリマーを形成します。この分子に不斉点(キラリティ)を導入すると、分子がらせん状に配列し、片方巻きのらせんキラリティを有するらせん超分子ポリマーが得られることが知られています。本研究ではこのらせんキラリティに着目し、これが液晶媒体中で液晶分子と相互作用することで、コレステリック液晶を誘起することを見出しました。

 

 

<今後の抱負・感想>

このような賞をいただき、大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました相田卓三教授をはじめ、相田研究室の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。これを励みに、今後も研究活動に没頭していきたいと思います。