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化学システム工学専攻 山岸達矢さんが第9回日本LCA学会において学生優秀口頭発表賞を受賞されました

 

化学システム工学専攻 山岸達矢さんが、第9回日本LCA学会において、学生優秀口頭発表賞を受賞されました。

 

 

<研究について>

塗装は、私たちの身の回りに存在している様々な製品のほとんどに用いられている非常に重要な技術です。一方で塗装の現場では揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound: VOC)の排出が問題になっており、2012年度では国内のVOC排出の39%が塗装産業から排出されたと推計されています。従って、環境へ配慮した塗装プロセスの設計や改善が求められています。本研究では、塗装中の操作条件や使用塗料、設備などを考慮した上で塗装プロセスにおける環境負荷物質の排出メカニズムをモデル化し、Life Cycle Assessment(LCA)の手法を応用することでプロセスの運転条件と、VOCやCO2排出量などの環境影響との関係を明らかにしました。その結果、改善技術の導入効果を定量的に評価すること、および環境に配慮した塗装プロセスの設計支援が可能になりました。

 

 

<今後の抱負・感想>

今回、研究室の皆様のご指導やサポートに支えられこのような賞を頂くことができ非常に光栄に思います。この場を借りて感謝申し上げます。今後もこの賞を励みとしてさらなる成果を生み出せるよう研究に精進して参ります。