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石田哲也教授らの論文が平成25年度の土木学会論文賞を受賞されました

 

社会基盤学専攻 石田哲也教授とLuan Yao博士(現:埼玉大学助教)の論文「水和収縮と細孔内水分の形態に立脚した収縮駆動モデルの再構築」が,平成25年度の土木学会論文賞を受賞しました。

コンクリート構造物の長期変形やひび割れを引き起こす収縮現象を評価するために,セメントの反応に起因する水和収縮,空隙内の凝縮水が関与する毛細管張力,C-S-Hの固体表面と吸着水の作用により励起される分離圧説を論拠とし,細孔構造の特性と水分の形態・状態に応じた収縮駆動モデルを構築することに成功したものです。それにより,微細空隙の粗密や相対湿度に応じて作用する複数の微視的機構と,マクロな収縮挙動とを定量的に結びつけることに成功しています。平成26年6月13日に,ホテルメトロポリタンエドモントにおいて授賞式が行われました。

 

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