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原子力国際専攻 高畑和弥さん(D3) が「第25回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム」において優秀ポスター賞を受賞されました

 

20191128日、原子力国際専攻高畑和弥さん(D3) が、「第25回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム」において優秀ポスター賞を受賞されました。

 

 

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:FELMによる薄板を有する流動層の数値シミュレーション
講演概要:薄板を有する固気混相流は、産業界においてよく目にする体系である。固気混相流は複雑な流れであり、現象の理解のため数値解析手法の導入が期待されている。DEM-CFD法は、固相を含む混相流の解析に広く用いられている手法である。既存手法では空隙率の計算に局所体積平均法を用いているため、流体格子を粒子径よりも十分に大きく取る必要がある。従って、薄板を有する体系は流体格子のサイズの観点から、既存手法では計算できないという問題があった。本研究では、流体の計算と固体流体の連成項を異なるサイズの格子で計算するDual grid modelに任意形状壁面モデルである符号付距離関数法と埋込境界法を連成した新しい手法(Flexible Eulerian-Lagrangian method: FELM)を開発し、既存手法では計算不可能であった薄板を有する体系が計算可能となることを示す。加えて、実験との比較を行い本手法の妥当性を示す。

 

<今後の抱負・感想>
大変名誉な賞を頂き、非常に光栄に思います。
熱心にご指導いただいた酒井幹夫先生、ならびに研究をサポートしてくださった研究室の方々に心より感謝申し上げます。