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原子力国際専攻森勇稀さん(D1) が「8th International Conference on Discrete Element Methods」においてBest poster awardを受賞されました

 

2019年7月29日、原子力国際専攻 森勇稀さん(D1)が「8th International Conference on Discrete Element Methods」においてBest poster awardを受賞されました。
この賞は、当学会における学生によるポスター発表の中で、特に優れていたものに与えられる賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:Large-scale DEM-CFD method for a gas-solid flow in pharmaceutical engineering
講演概要:固気混相流は粉体と気体が互いに影響を及ぼし合う流れのことで、製薬をはじめとした様々な装置において現れます。このような固気混相流の解析には実験の他に数値解析が広く用いられています。固気混相流の数値解析を行うDEM-CFD法は広く用いられる確立された手法ですが、この手法によって大規模な固気混相流の数値解析を行うことを考えると、膨大な粒子数を扱うことや産業用装置のような複雑形状の壁面を計算することが困難でした。そこで本発表では、上述の問題を解決するためにDEM粗視化モデルおよびAdvanced DEM-CFD法と呼ばれる手法を組み合わせた手法により、これまで数値解析が非常に困難だった大規模な固気混相流装置である静的金型充填装置への粉体流入現象などの数値解析を行いました。また、その結果を実験結果と比較することで手法の妥当性を検証しました。

 

<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。日頃から研究のご指導を賜っている酒井幹夫先生、共同研究先として研究をご指導くださった英国サリー大学のCharley Wu先生に深謝します。また、研究室の秘書さん、先輩・後輩にも感謝いたします。今後とも一層研究活動に精進し、更に研究内容を発展させていきたいと考えております。

 

<参考>
https://mercurylab.co.uk/dem8/awards/