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マテリアル工学専攻 小野田実真さん(D3)が第67回高分子学会年次大会において高分子学会広報委員会パブリシティ賞を受賞されました

 

2018年5月8日、マテリアル工学専攻(D3)小野田実真さんが第67回高分子学会年次大会において高分子学会広報委員会パブリシティ賞を受賞されました。

本賞は、「高分子に関する学術、技術、及び産業の発展に寄与する特に優れた研究であり、高分子学会として対外広報するにふさわしいもの」を対象とし、2015年5月23日~25日に名古屋で行われる第67回高分子学会年次大会の発表総計1514件のうちの11件に与えられたものです。

 

 

<受賞された研究・活動について>
生き物らしいしなやかな動きは、ナノメーターレベルの物質が複雑に相互作用することで実現されています。しかし、こうした動きを人工再現するのは難しく、これまでほとんど報告はありませんでした。本研究では、人工合成された高分子に、相互作用を及ぼし合う特殊な性質を与えることで、ゾル状態とゲル状態をひとりでに繰り返し運動する、アメーバのような液体の人工合成に成功しました。本結果は生命の運動性の起源を考察する糸口になるばかりか、SF映画で描かれてきたような、生き物のようなソフトマシンの実現に繋がると期待されます。

 

 

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました吉田亮教授、柴山充弘教授、上木岳士主任研究員ならびに議論させていただきました研究室の皆様に深く感謝申し上げます。

 

http://main.spsj.or.jp/koho/koho_top.php
http://main.spsj.or.jp/koho/67n/67n_2.pdf