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化学生命工学専攻 上田 倫久さん(D2)が「日本化学会第98春季年会(2018)」において学生講演賞を受賞されました

 

2018年4月13日、化学生命工学専攻 上田 倫久さん(D2)が、「日本化学会第98春季年会(2018)」において、学生講演賞を受賞されました。
この賞は、日本化学会第98春季年会において特に優れた口頭発表をおこなった者に対して授与される賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
光によって励起された平面環状π共役分子は、そのπ電子の数に応じて安定化・不安定化を受けます。この効果はBairdの芳香族性と呼ばれ、1972年の理論提唱以降、多くの光化学・光物理現象を説明してきました。本研究では、平面の遷移状態を経由する環反転運動をおこなう特定の分子に着目し、実験化学と計算機化学を合わせることで、世界で初めてBairdの芳香族性の安定化効果の度合いを議論することに成功しました。

 

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました相田卓三教授、伊藤喜光講師をはじめ、相田研究室の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。