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【お知らせ】東京大学 数理・情報教育研究センターを設置

 

東京大学(総長:五神真)は、本年21日付で、連携研究機構「数理・情報教育研究センター」を設置し活動を開始します。数理と情報の能力の重要性は、文系分野を含む様々な分野で急速な広がりを見せており、これらの能力を有する人材の育成は喫緊の課題となっています。本センターは、「数理」と「情報」を縦糸に、「応用展開」を横糸にして、数理的手法、データサイエンス及び情報技術の総合的な教育基盤を整備することを目的としています。
本センターは、情報理工学系研究科(研究科長:石川正俊)が責任部局となり、総合文化研究科、理学系研究科、工学系研究科、数理科学研究科、情報学環の連携を得て、「連携研究機構」として設置いたします。
本センターには、数理情報部門、数学基礎教育部門、基盤情報部門、応用展開部門の4部門を置きます。数理情報部門では、数理及びデータサイエンスを中心とした体系化された教育基盤の整備、数学基礎教育部門では、数学の基礎の構造化と体系化された数学基礎教育の整備、基盤情報部門では、応用システムの実現に必要となる情報学的基盤の整備とシステム構築に必要となる教育体系の構造化、応用展開部門では、文系分野も含む様々な分野への展開を推進します。また、総合的視点に立ちカリキュラムの構造化・体系化を行います。
本センターは、平成29年度政府予算に盛り込まれた「数理・データサイエンス教育の強化」事業の東京大学における実施主体となるものです。同事業で選定された6大学のセンターとコンソーシアムを形成し、標準カリキュラムの策定と普及等、関連する活動を協働して進めるとともに、他大学への展開も予定しています。東京大学は、6大学コンソーシアムの幹事校として、大学、産業界、研究機関等とも幅広くネットワークを形成し、地域や分野における先進的教育モデルの拠点として実践的な教育の普及に努めます。
特に、産業界の協力の下に産業界にもコンソーシアムを形成し、本センターと連携して関連分野の教育体系を産学連携の下で進める予定です。

 

プレスリリース本文:http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/pdf/2017_0201_press_release_ist.pdf