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化学生命工学専攻 山岸洋さんがTSRC ( Molecular Rotors, Motors, and Switches) にてベストポスター賞を受賞されました

 

化学生命工学専攻 山岸洋さんがTSRC (Molecular Rotors, Motors, and Switches) にてベストポスター賞を受賞されました。


<受賞された研究について>

戦略的な分子設計により分子の自発的な構造構築を目指す自己組織化と呼ばれる手法は、従来の手法では制御困難であった10nmより小さな微細構造を構築できることから注目を集めています。 我々は、新規に設計した有機分子と金属イオンを混合することで直径7nmという微細なナノチューブが構築できることを報告しております。今回、「ナノチューブの壁の一部分をひねる」分子を発見し、さらにこの分子がナノチューブ全体のらせん構造を同時に制御していることを見出しました。得られたナノチューブの内側はねじれた孤立空間になっており、この空間を利用することで新たな材料への利用が期待できます。

 

 

<今後の抱負・感想>

この度はポスター賞を賜ることができ、光栄に思います。今後もこの賞に恥じぬよう邁進してまいります。また熱心にご指導ご鞭撻頂いた相田卓三教授、ならびに研究室のみなさまにこの場を御借りして厚く感謝申し上げます。