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電気系工学専攻 夏秋嶺さんが 第21回リモートセンシングフォーラムにおいて 部会奨励賞を受賞されました

 

計測自動制御学会 計測部門、日本リモートセンシング学会、IEEE GRSS (Geoscience and Remote Sensing) Japan Chapterが共同主催する同フォーラムが2014年2月27日に開催され、電気系工学専攻 夏秋 嶺さんが次の論文発表により部会奨励賞を受賞されました。

 

発表論文:夏秋嶺、廣瀬明、"Improvement of SAR interferogram accuracy in mountainous regions using local co-registration method"

 

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<受賞された研究について>
干渉合成開口レーダーは、航空機や人工衛星を用いて遠隔地の地形や地形変動を把握することができる技術として注目されています。しかし、干渉画像には入射角の微小な変化や大気中の水蒸気などに由来する、位相特異点(singular points: SPs)と呼ばれる局所的な回転成分が多数存在し、地形情報を正確に把握するのを妨げてきました。受賞者は、陰影からの形状知覚による位相差推定と高周波成分を除去した参照干渉画像を補助とした、位相特異点を指標とした局所的な位置合わせ手法を提案し、これが従来では地形の把握が困難とされていた山岳地での地形再現に有効であることを示しました。

 

natsuaki_3.jpgのサムネール画像<今後の抱負・感想>
Asia-Pacific Conference on Synthetic Aperture Radar (APSAR) 2013最優秀学生論文賞に続き、今回このような賞をいただけたことを大変嬉しく思います。ご指導賜りました廣瀬明先生に深く御礼申し上げ、今後も研究活動に邁進する所存です。