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羽生准教授、中須賀教授のチームが参加したロケットSS-520-5の開発チームが日本機械学会宇宙工学部門スペースフロンティア賞を受賞されました

 

羽生准教授がプロジェクトマネージャーとして開発したJAXA宇宙科学研究所のロケットSS-520-5が2018年2月3日に打ち上げに成功し、中須賀教授のチームが開発した3kgの超小型衛星TRICOM-1Rが軌道上に放出され、地上の弱電波受信など所定の実験に成功しました。新しい宇宙開発利用の道を拓いた世界最小の軌道上打ち上げロケットの成功により、このロケット・衛星の開発チームが2018年度日本機械学会宇宙工学部門スペースフロンティア賞を受賞されました。

 

 

 

<学術支援専門職員・松本健(Takeshi Matsumoto)>
世界最小の軌道ロケットで、超小型衛星を打ち上げるという非常に挑戦的なプロジェクトへ参加する機会を与えてくださった中須賀先生、羽生先生、関係者の皆様に感謝申し上げます。
本プロジェクトでは、超小型衛星を担当させていただきました。
衛星のミッションでは、民生カメラによる地球撮像や即時観測の実証実験、地上の弱電波(8mW程度)を軌道上の衛星で受信する事にも成功するなど、数多くの成果を上げることができました。このような成果が得られたのも関係者の皆様に支えていただいた結果であり、重ねて御礼申し上げます。
今後は得られた結果を元に、さらに社会貢献できるよう、研究開発に取り組んでいきたいと思います。

 

<特任研究員・青柳賢英(Yoshihide Aoyanagi)>
衛星開発全般に携わらせて頂き、また超小型衛星を主衛星として打ち上げるという今迄に無い経験をさせて頂き、羽生先生、中須賀先生はじめプロジェクト皆様に感謝申し上げます。
今後はこの結果にとどまらず、本超小型衛星をベースに性能や汎用性を向上させ、より社会に役立つような衛星の研究開発に取り組んでいきたいと思います。

 

 

日本機械学会:https://www.jsme.or.jp/event/2019-37079/