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物理工学科 山田 陸さん(B3)が総長賞(課外活動)を受賞されました

 

2019年3月8日(授賞式2019年3月20日)物理工学科 山田 陸さん(B3)が総長賞(課外活動)を受賞され、同年3月20日、平成29年度学生表彰「東京大学総長賞」授与式が行われました。
平成14年度に創設された「東京大学総長賞」は「本学の学生として、学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高めた者」(個人又は団体)について、総長が表彰を行うものです。

 

 

 

 

<受賞した研究について>
推薦題目:アメリカミズアブを用いた食品リサイクルプロジェクト「Grubin(グラビン)」を通じた国内外での社会貢献
内容:ハエの一種であるアメリカミズアブの幼虫を用いた食品残渣の分解と、同幼虫の飼料化に取り組む食品リサイクルプロジェクトGrubin(グラビン)を発起した。カンボジアにおいては公衆衛生改善の観点から、下痢などの疾病原因となる腐敗した生ゴミの減量と有効活用に取り組み、現在は、日本において循環型社会普及の観点から、大手企業や自治体との連携を通じ、その社会実装を行なっている。その新規性と社会インパクトにより、日本財団ソーシャルイノベーションアワード2018最優秀賞、Hult Prize 2nd Winnerなど、国内外での受賞も多数。専門分野や大学生の枠に捉われない活動とその社会貢献が「志ある卓越」を体現する一つの形として高く評価された。

 

<コメント>

医学科の友人2人と共にこれまで約一年半かけて取り組んできたプロジェクトがこのような形で実を結び、とても嬉しく思っています。支えてくれた家族や友人、指導してくださった社会人の皆様に感謝しています。Grubinはまだまだ道半ばですが、今後より広くこの取り組みを社会に拡げ、持続的な食料利用に貢献していくよう精進したいと思います。

 

総長賞: https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/events/h12_01.html