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原子力国際専攻 森勇稀さん(M2)が化学工学会室蘭大会2018において最優秀学生賞を受賞されました

 

原子力国際専攻 森勇稀さん(M2)が、化学工学会室蘭大会2018において最優秀学生賞を受賞されました。この賞は、化学工学会学生会員による優れた発表に対して贈られる賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:大規模流動層数値解析のための数値安定化アルゴリズムの開発

講演概要:固気流動層は化学工学の分野で広く用いられる装置で、固相(粉体)と気相が相互に影響を及ぼしあい、複雑な挙動を見せるため、数値解析による解析が行われています。数値解析において広く用いられるDEM-CFD法と呼ばれる手法は非常に有効な手法ですが、大きな流量かつ小さな粒子を用いる際、流体抗力に起因する計算の不安定性により、大規模な固気流動層など数値解析が困難になる体系が存在するという問題がありました。そこで本研究では流体抗力を陰的に解くアルゴリズムを新たに開発し、これまで数値解析が適用困難だった大規模流動層を安定して解析解析することを可能にしました。また開発手法の妥当性を確認するため、循環型流動層において数値解析と実験の結果を比較しました。

 

<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました酒井幹夫先生、ならびに研究室の皆様に深く感謝いたします。今後も一層研究活動に精進し、更に研究内容を発展させていきたいと考えております。