トピックス

化学システム工学専攻長谷川柊太さん(M2)が第37回光がかかわる触媒化学シンポジウムにおいて優秀ポスター賞を受賞されました

 

2018年7月6日、化学システム工学専攻長谷川柊太さん(M2)が第37回光がかかわる触媒化学シンポジウムにおいて優秀ポスター賞を受賞されました。
この賞は、シンポジウムのポスター発表内で優秀な発表を行った学生に贈られる賞です。

 


<受賞した研究について>
水分解活性向上に向けたBaTaO2N光触媒に対する合成手法の検討
半導体光触媒による水分解反応は、太陽エネルギーをクリーンなエネルギーキャリアである水素へと直接変換する事ができる。反応に用いる光触媒の吸収端波長が長波長であるほど太陽光を有効に利用でき、より効率的な水素製造が可能となる。本研究では吸収端が約660 nmと長波長なBaTaO2N光触媒の新規調製法を見出し、その性能を従来より飛躍的に向上させることに成功した。今後の検討により、半導体光触媒を用いた水分解反応のさらなる高効率化が期待される。

 

<今後の抱負・感想>
学会という大きな場で発表させて頂けたことに感謝致します。日頃から考え努力し続けた成果が評価されて非常に嬉しく思い、自信に繋がりました。この受賞はひとえに堂免先生をはじめとしたスタッフの方々や仲間のお陰だと思います。
今後も人工光合成実用化の一端を担えるよう、研究に精進することはもちろん、ディスカッション・発表を通じて"発信する力"を向上させていきたいと思います。