原子力国際専攻 田村耕太郎さん（M1）が日本原子力学会計算科学技術部会学生優秀講演賞を受賞されました

2018年3月26日、原子力国際専攻 田村 耕太郎さん（M1）が、計算科学技術部会 学生優秀講演賞を受賞されました。

＜受賞した研究について＞

講演タイトル：DEM粗視化モデルを用いた固気液三相流の数値シミュレーション
講演概要：廃止措置を円滑に行う上で、粉体の制御は極めて重要であり、固気液三相流のシミュレーションの導入が期待されます。固気液三相流の解析においては、DEM（Discrete Element Method）とVOF（Volume of Fluids）法を連成させたDEM-VOF 法がよく用いられています。しかし、大規模体系では計算負荷が著しく高くなるため、直接計算することが極めて困難でした。本研究では、DEM粗視化モデルを固気液三相流に対して初めて適用し、回転円筒容器体系における妥当性検証を行いました。これにより、大規模固気液三相流体系における固体粒子のマクロ挙動がスケーリング則を用いて再現できることが示されました。

＜今後の抱負・感想＞
この度は大変栄誉な賞をいただき、光栄に存じます。研究のご指導を賜りました酒井幹夫先生、ならびに研究室の皆様に心より御礼申し上げます。今後も一層精進してまいります。