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原子力国際専攻 鵜殿寛岳さん(M2)が第22回流動化・粒子プロッセッシングシンポジウムにおいて優秀ポスター賞を受賞されました

 

2016年12月9日、原子力国際専攻 鵜殿寛岳さん(M2)が、第22回流動化・粒子プロッセッシングシンポジウムにおいて優秀ポスター賞を受賞されました。流動化・粒子プロッセッシングシンポジウムは、化学工学における固体-流体相互作用に関する成果発表の場として年1回開催され、ポスター発表を行った学生を対象に優秀ポスター賞の表彰を行っています。

 

 

<受賞された研究・活動について>
髪の毛ほどの細さを持つマイクロ流路に微粒子が分散した流体を流すと、粒子は径方向に移動し流路断面中の特定の領域に集約することができます。この現象は、細胞などの微粒子を高いスループットで連続的に分離・濃縮する技術などへの応用として、生物医工学、化学工学などの分野で近年とくに注目されています。本研究では、離散要素法と直接計算法である埋込境界法を連成した数値計算手法を新たに開発しました。多数粒子を含む流体がマイクロ流路内を流れる際の粒子の集約ダイナミクスについて、主としてレイノルズ数依存性を検討しました。

 

<今後の抱負・感想>
このたびは優秀ポスター賞をいただくことができ、誠に光栄に存じます。ご指導を賜りました酒井幹夫准教授、ならびに秘書の方々および研究室メンバーの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。マイクロ流路内に現われる粒子挙動のダイナミクスは、幅広い応用を持つのみだけでなく、物理現象としても非常に興味深いです。この賞の名に恥じぬよう今後も一層精進してまいります。