トピックス

工学部退職教授懇談会が開催されました(2016年10月13日)

 

川﨑 雅司

物理工学専攻 教授

20161013日(木)に工学部退職教授懇談会が工学部2号館展示室にて開催されました。工学部に関係する退職教授36名の先生方と元事務部長の柚原義久様に加え、現役教員44名の方々が出席されました。

定刻の午後6時から峯松信明教授の司会のもと、懇談会が始まりました。川﨑による開会の辞の後、光石衛工学系研究科長から歓迎のご挨拶と、叙勲された先生の紹介ののち、最近の情勢が報告されました。大学独法化の後、しばらく安定していたところですが、指定大学や卓越大学院などが今後控えており、大きな変革を迎えてようとしていることが報告されました。また、国際化に関して、新たに戦略的サバティカル制度を導入し、海外渡航中に補償として専攻に人件費を措置したところ、2年間で20名を越えるサバティカル渡航が実施されこと、工学部の運営諮問会議に著名外国人委員をお招きしたこと、第4回のDeans Forumが開催され、産業界からの共同研究に関する資金導入が海外著名大学に比べ桁で少額であり今後改善に注力すること、国内での共同研究やキャンパス整備の状況と計画などが報告され、将来の工学を牽引していくとの決意を述べられました。また、石川正俊情報理工系研究科長からは、研究科設立後15年の経緯が紹介され、最近のAI等のブーへの対応状況として、巨額の産学連携やAIに関する全額センターの立ち上げ、数理・情報に関する基礎教育と研究の強化に関する主体的な取組が紹介され、今後の発展への決意が紹介されました。堀幸夫名誉教授(産業機械工学科)が日本と東大の少子化への対応について問題提起をされたのち、益々の発展に期待するとのお言葉とともに、乾杯の音頭をとられ、開宴となりました。

乾杯の後、例年同様和やかな雰囲気の中、歓談に入りました。会場の工学部2号館展示室が所狭しというほどににぎやかに出席者であふれ、先輩の先生方と現役教員との交流が続きました。話がつきないところで定刻の730分となり、川﨑からの諸先輩の先生方に引き続きご指導いただきたいとのお願いと閉会の辞で今年の懇談会はお開きとなりました。

退職教授の先生方の益々のご健勝を心からお祈り申し上げます。懇談会の開催にあたって準備から運営までお骨折りいただいた事務部の方々に感謝申し上げます。

 

光石 衛 研究科長 

 

石川 正俊 情報理工系研究科長

 

懇談会の様子