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ヴァヌアツ共和国に、東京大学のロゴが貼られた救急車が寄贈されます

 

2015年11月17日、東京大学のステッカーがボディの両サイドに貼付けされた救急車の寄贈式が、川崎市消防局で行われました。これは、川崎北ロータリークラブが2001年から行っているヴァヌアツ共和国への国際医療奉仕の一環で、2012年に川崎市消防局から譲与していただいた1台をヴァヌアツ共和国ポートヴィラ中央国立病院へ寄贈したことに続き、2台目の寄贈となります。12月にヴァヌアツ共和国に送り、2016年2月にポートヴィラ中央国立病院にて2台目の救急車贈呈式を行う予定です。寄贈する救急車に貼るステッカー類の製作は、東京大学工学部3年生の村上元さんが担当しました。村上さんは東京大学の正式な授業である「海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト」のメンバーであり、デザイン部門を担当しています。このプロジェクトは、ものづくりと国際化教育の融合を目指して行われているプロジェクトであり、1970年代の旧車を自分たちでレストアし、2016年の3月、4月に海外で行われるラリーに出場、完走を目指すというものです。車のレストア以外にもスポンサー獲得などの渉外活動や海外大会エントリー手続き、車の海外輸送手続き、そして現地でのサポートなどラリー参戦に必要なことを全て学生が行うことにより普段の座学だけでは得ることのできない貴重な体験を通して、ものづくりの基礎技術や渉外活動マナー、異文化を学びグローバルな視点を養うものです。ロータリークラブに所属しており、同プロジェクトにドライバーとして協力してくださっている松波登さんが、プロジェクトメンバーが競技車両用のステッカーを自作しているのを見て、国際化教育の一環として救急車に貼るステッカー類の製作が実現しました。東京大学のステッカーが貼られた救急車が、多くのヴァヌアツの人々の命を救うことを期待します。

 

海外ヒストリックラリー参戦プロジェクトについては、関連URLからご覧ください。

http://rallyemusashi.com/