先輩座談会

先輩座談会

工学系博士課程で、世界につながる将来展望を切り拓きましょう

東京大学大学院工学系博士課程の魅力を3人の先輩に語っていただきました。
(学年は、2012年末 取材時)

画像 各メンバー


海外ではドクターを取って一人前の研究者

上野 :
私が博士課程に進もうと思ったきっかけは、学部時代のアメリカ留学にあります。日本では平均点の高い人が優秀とされる空気がありますが、海外では自分の軸を持つことが重要で、異なる強みを持つ人が共存するからこそ活力や革新が生まれることを感じました。それで私も博士課程で誰にも負けない軸を身につけようと思ったんです。
安 : 私も海外に留学したとき、ドクターの学位が本人の評価や扱いに大きく係わることを実感し博士課程に進もうと思いました。海外ではドクターでないと一人前の研究者とみなされませんからね。

野本 :
私は入学当初は博士課程に特別な関心はなかったのですが、研究室が決まってから研究の面白さにハマったんです。そうしたらもう博士課程に進まない理由はありません。自分の仮説を実証する快感、論文に世界から反響がくる感動、クセになりますよ!


画像 研究室での各メンバー


将来の活躍の場は想像以上に多彩

安 :
博士課程の魅力は、自分が本当にやりたいことを、好きなやり方とペースでできることですね。実験に没頭するもよし、外部の人と会うもよし、本を読んだり、ときにはジムでリフレッシュするもよし。すべて自分次第です。

上野 :
時間のマネジメント能力は企業で働くよりも早く身につくでしょう。

野本 :
私にとっての一番の魅力は、自ら問題を見つけて解決の方策を考え、それを実行に移すという、論理的かつ汎用的な問題発見・解決能力が養えることです。これらは企業を含めたあらゆる場面で応用できるはず。

上野 :
実際、工学系の博士号を持つ人は、アカデミアだけでなく産業界にも活躍の場が広がっていますよね。博士は就職に不利と言われることがありますが、実際は想像以上に多面的なキャリア設計ができることを知ってほしいですね。


得た知識や経験で世の中に貢献したい

野本 :
博士課程修了後は研究者として活動を続け、後世に役立つような成果を発信していくのが私の目標です。皆さんはどんな将来像を描いていますか。

上野 :
私の当面の目標はNASAの研究員になること。いつか、自分が得た知識や経験を日本の宇宙開発に生かせたらいいですね。

安 :
世の中に貢献したい気持ちは私も同じで、選択肢のひとつとして起業もありますしね。また、ちょっと口にするのは恥ずかしいのですが、教養を備えた文化人として社会に役立ちたいという気持ちもあります。工学だけでなく歴史や法律、芸術、哲学などに幅広く精通し、その知識や見識を生かして政治や行政をサポートできたらいいなと。

画像メンバーのオフ


ぜひ研究室をじっくり見学してほしい

野本 :
安さんの言うように、自分の専門分野を軸として幅広い知識を学び、人間としての総合力を高める上でも博士課程は貴重な期間になりますよね。

上野 :
そう。だからこそ研究室を決めるときには、自分に合う場所かどうか十分に検討してほしいですよね。特に重視してほしいのは研究室の「人と雰囲気」。家族のように長い時間を一緒に過ごしますから共感や尊敬ができることが大切です。私も研究室を決める前には、何度も研究室を訪ねて教授や学生の話をじっくり聞きました。

安 :
興味があったら、ぜひ研究室を見学してほしいですね。1、2年生でもOK。私たちはいつでも歓迎しますよ!

 

(日本語のみ)