研究科長あいさつ

研究科長あいさつ

大久保 達也

工学が未来を切り拓く 工学系研究科長 大久保達也

工学は基礎科学の問題から科学技術全般・社会全体にまたがる課題までを取り扱う広大な学問体系を有しています。今日の社会は科学技術の進歩により実現された社会です。一方で現代の社会の抱える課題は複雑で、多くの分野が関わっています。例えば、エネルギー、環境、資源、水、食糧等の問題は相互に絡み合い、複雑な様相を呈しています。ひとつの対策技術が他の問題を引き起こす例は枚挙に暇がありません。現在、様々な分野でイノベーションが求められています。

東京大学大学院工学系研究科は18 専攻、2 附属施設、6 附属センターから構成され、約500名の教員と約200人の事務・技術職員が所属し、日夜教育、研究に励んでいます。また約2,000名の修士課程学生、約1,000名の博士課程学生が工学を学び、研究活動を進めています。本研究科は、基礎科学の発展と深化を先導する分野、産業を強化しイノベーションを主導する分野、新たな複合・境界・融合領域を切り拓く分野まで、多様で多彩な分野から構成されています。基礎から応用に至る広範な分野において世界的に卓越した研究が推進されるとともに、様々な深い専門性と幅広い視野を有した人材が輩出されています。

本研究科で推進されている研究は、世界のトップグループに位置していることが様々なベンチマークにより明らかにされています。これらの活動を更に発展させることで、工学系研究科は現代の社会の抱える困難を打ち破るイノベーションを推進する中核となることを目指しています。

大学院教育においては、グローバルCOE プログラムやリーディングプログラムの成果も取りいれ、基礎及び専門学術に関する深い理解に加え、リーダーシップ、課題設定・解決・遂行力、高い倫理観、コミュニケーション能力を涵養するプログラムを充実させています。またバイリンガルキャンパス構想を推進し、学生の海外派遣や海外からの学生の受け入れを強化して、グローバルに活躍できる人材の育成を推進しています。

これらの研究、教育に基づく様々な社会貢献を通して、未来の社会を切り拓いていくことが工学系研究科の担う大きな役割です。ダイバーシティを重視し、管理・運営体制の整備を進めています。

工学系研究科は、皆さんとともに、未来を切り拓く最前線を担っていきます。

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