プレスリリース

宇宙教育プロジェクト特別編 東京大学が国際宇宙ステーションとの通信実験授業を高校生向けに実施


1. 発表のポイント:
◆高校生に実際に国際宇宙ステーションとの通信実験を体験してもらい、宇宙の魅力や可能性を感じ、宇宙開発に興味をもってもらうきっかけとなった。
◆これまで、宇宙開発は国や大企業が行ってきており、敷居の高さがあったが、手持ち可能な通信端末を用いて、高校生が宇宙との通信を体験できるようになった。
◆若い世代の理科離れが進んでおり、科学技術立国である日本にとって、若い世代への科学への啓発活動は極めて重要である。

2.発表内容:
国立大学法人東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 中須賀・船瀬研究室(東京都文京区)の中須賀真一教授は、クラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市、校長:三浦 雄一郎、以下クラーク国際)、Space BD株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利、以下Space BD)と、宇宙教育プロジェクトを行っています。
このプロジェクトは、高校生を対象とした人工衛星開発・打上げの追体験および宇宙をテーマにした探究学習プログラムを行うことで、未来のリーダー人材育成を目指しています。今回はその活動の特別編として、この通信実験授業を行いました。(参考URL:http://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/foe/press/setnws_202107011139047105183995.html

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wfig※授業風景

この通信実験授業では、ソニーグループ株式会社(本社:東京都港区、会長 兼 社長 CEO:吉田憲一郎、以下、ソニー)の協力を得て、ELTRES™に対応し国際宇宙ステーション(以下、ISS)での受信に成功した無線実験装置を使用しました。
(ソニーの過去のプレスリリース:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202112/21-056/

wfig4※通信実験

授業当日、高校生の皆さんは、座学で人工衛星の軌道や宇宙通信の概論を学び、自分たちでISSの軌道を計算し、実際にELTRESに対応する端末を手に持ってISSに向けて通信を行いました。今後もこのような活動を通じて、若い世代に科学や宇宙の魅力を伝えることで、社会に貢献して参ります。

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