プレスリリース

東京大学に社会連携講座を設置~ゼオライトの革新的・高効率合成プロセス構築~:化学システム工学専攻 脇原 徹准教授ら

 

東ソー株式会社と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科は、同研究科に次世代の吸着・分離用途、環境浄化等の触媒用途における高機能ハイシリカゼオライトの創出及び高効率合成プロセスの開発を目指す、「規則性多孔体の革新的合成プロセスの構築」社会連携講座を6月1日に設置しました。同研究科の大久保達也教授、脇原徹准教授の研究室は、ゼオライトを中心とする多孔体の先進的研究を国内外でリードしており、ゼオライトの結晶化機構解析、新規結晶化技法の開発等の分野で多数の研究成果を挙げています。当社では、長年に渡り工業用ゼオライトの技術開発に取り組んでまいりました。更なる事業機会の創出及び事業拡大を図るうえで、顧客ニーズに応え続けるためには、従来にない発想のもとで、材料設計の重要工程であるゼオライト結晶化技術を深化させることが必要となります。この度設置した社会連携講座において、専任教員・専任研究員による集中研究を複数年に渡り実施し、緊密な産学連携体制のもと、省エネルギーや環境負荷低減におけるキーマテリアルとなる高機能ハイシリカゼオライトの高効率合成手法の開発を推進します。
当社は合成ゼオライトメーカーとして、ユニークな機能性無機材料であるハイシリカゼオライトの潜在力を最大限に引き出し、社会の諸課題の解決に向けた技術開発を加速することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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