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工学部/工学系研究科 プレスリリース

曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功 ~ゴム手袋など柔らかな曲面上に装着しての計測が可能に~:電気系工学専攻 染谷隆夫 教授、リー・ソンウォン博士研究員

 

JST戦略的創造研究推進事業の一環として、東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫 教授、リー・ソンウォン博士研究員らの研究グループは、世界で初めて、曲げても性質が変化しないフレキシブル圧力センサーの作製に成功しました。
ウェアラブルエレクトロニクスの装着感を低減するため、生体に密着する柔らかい圧力センサーの開発が重要性を増しています。ところが、柔らかい素材でできた圧力センサーは、曲げたりよじれたりすると、変形に伴うひずみのためにセンサーの性質が大きく変化してしまい、正確に計測できなくなるという問題がありました。本研究グループは、ナノファイバーを用いることによって、曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功しました。今回開発した圧力センサーは、半径80マイクロメートルまで折り曲げても、圧力センサーとしての性質が変化せず、膨らませた風船のように柔らかい曲面上でも圧力の分布を正確に計測することができました。
本研究成果を活用し、ゴム手袋など柔らかな曲面上に本センサーを装着して圧力を測定することが可能になり、感覚に頼っていた触診をセンサーで定量化するデジタル触診など、ヘルスケア、医療、福祉など多方面への応用が期待されます。
本研究成果は、2016年1月25日16:00(英国時間)に英国科学雑誌「Nature Nanotechnology」誌オンライン速報版で公開されました。

 

  

 

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Abstract URL:https://www.nature.com/articles/nnano.2015.324