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2015.08.05

【受賞・表彰等】都市工学専攻 堤絵菜さんが第49回日本水環境学会年会クリタ賞を受賞

都市工学専攻の堤絵菜さんが第49回日本水環境学会年会において、年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。この賞は日本水環境学会年会において口頭発表を行う博士前期課程在学の学生に対して与えられる賞です。講演要旨原稿による1次審査を経て、ポスター発表による2次審査で優秀な発表をした学生が投票により受賞者に選ばれます。

 

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タイ王国のバンコク市内を流れる運河には未処理下水が流入しており、A型肝炎ウイルス、ロタウイルスなどの病原ウイルスが検出されたという報告もあります。運河は公共交通機関である船の水路として1日約5.6万人という多くの人が利用しています。船のスクリューは走行中に運河の水をエアロゾル化して大気中に巻き上げ、乗客は飛散した病原ウイルスを吸入することにより感染リスクに曝されている可能性があると考えました。そこで本研究は、運河を走る船の上およびその近傍で大気を捕集してウイルスを測定しました。その結果、大気中からNoroviruseのゲノムRNA、Pepper mild mottle virusのゲノムRNA、JC PolyomavirusのゲノムDNAが検出され、乗客がノロウイルス感染のリスクに曝されている可能性があることが分かりました。

image2.jpg本研究を遂行するにあたり終始懇切なるご指導を賜りました、チュラロンコン大学のTawan LIMPIYAKORN准教授、東京大学大学院の片山浩之准教授ならび に古米弘明教授、タイで長期滞在をしながら調査を行う機会を与えてくださった東京大学 UEHAS プログラム・アジア都市環境 保健学際コンソーシアムの皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みとし、新たな成果を生み出せるよう一層の努力を重ねてまいります。