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2019.02.08

【受賞・表彰等】物理工学専攻 安田 憲司さん(研究当時)が第9回 日本学術振興会 育志賞を受賞されました。

2019年2月6日(授賞式2019年3月8日)物理工学専攻の安田 憲司さん(研究当時)が第9回 日本学術振興会 育志賞を受賞されました。

同賞は、天皇陛下の御即位20年に当たり、社会的に厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するための
事業の資として、平成21年に陛下から御下賜金を賜り、このような陛下のお気持ちを受けて、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが
期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、その勉学及び研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に
平成22年度に創設したものです。 対象者は、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、大学院における学業成績が優秀であり、
豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学及び研究活動に取り組んでいる大学院生としています。
(https://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/kettei_9_h30.html より引用)

受賞者一覧:https://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/ichiran_9_h30.html

 

<受賞された研究・活動について>
本研究では、近年新たに発見された物質群である磁性トポロジカル絶縁体を対象として、新たな物性・機能性を発見しました。具体的には磁性トポロジカル絶縁体において、通常は極めて小さい電気と磁気の強い相関が実現することに着目し、電流の方向に依存した非相反抵抗、電流による磁化反転や磁壁でのカイラルエッジ伝導が現れることを発見しました。また、それらの起源解明を通し、電子状態のトポロジーに由来した電気伝導現象の学理構築に貢献しました。現時点ではこれらの現象はいずれも極低温での実現に留まっていますが、高温化による省電力デバイスへの応用を目指し、研究を進めています。

<今後の抱負・感想>
この度、このような栄えある賞を賜りましたこと、大変光栄に存じます。博士課程では、研究のご指導を賜りました十倉好紀先生をはじめ、研究室、理化学研究所、共同研究者の方々に非常にお世話になりました。この場をお借りして御礼を申し上げます。これを励みに、今後とも研究の一層の発展に取り組んで参りたいと思います。