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2017.05.09

【受賞・表彰等】化学生命工学専攻(D1)佐野 航季さんが、日本化学会第97春季年会において、学生講演賞を受賞されました。

日本化学会第97春季年会において、発表内容、プレゼンテーション、質疑応答などにおいて優れた講演で、
講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して贈られる「学生講演賞」を受賞。


2017年3月19日、化学生命工学専攻(D1)佐野 航季さんが、日本化学会第97春季年会において、学生講演賞を受賞されました。
この賞は日本化学会第97春季年会において、発表内容、プレゼンテーション、質疑応答などにおいて優れた講演で、講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して贈られます。


<受賞された研究・活動について>
ネオンテトラやルリスズメダイといった魚は美しい色を有しており、外部刺激に応答してその色を変えます。この色は構造色と呼ばれ、魚に内包される数百nm程度のグアニン結晶プレートの長距離秩序構造に由来します。また、その秩序構造を動的に制御することで自在な色変化を実現しています。本研究では、全てが表面よりなる究極の二次元物質である無機ナノシートを利用することで、この動的秩序構造の構築を目指しました。無機ナノシート同士の静電反発に着目し、系中の静電状態を脱塩によって増大することで無機ナノシートが水中にて自己組織化し、最大で675 nmという長距離秩序構造を形成することを見出しました。この水分散液は極めて流動的であり、熱や磁場、pHといった外部刺激によってその色を自在に変化することができます。また、磁場により誘起されたナノシートのモノドメイン構造の経時変化を追跡したところ、特異な時空間パターンが形成されることを発見しました。

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただき、大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました相田卓三先生ならびに支えて下さった研究室の皆様に厚く御礼を申し上げます。今後も熱心に研究活動に励み、更なる高みを目指し邁進する所存です。