トピックス

2017.02.20

【受賞・表彰等】精密工学専攻(D2)禹 ハンウルさんらが、第17回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2016) に於いて優秀講演賞を受賞されました。

2016年12月18日、精密工学専攻 博士2年 禹 ハンウルさん、 勇勳特別研究員、河野 仁特任研究員、田村 雄介特任准教授、山下 淳准教授、淺間 一教授らが、The 17th SICE System Integration Division Annual Conference (SI2016) に於いて優秀講演賞を受賞されました。

計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会は、様々な分野におけるシステムの統合を目的とした研究発表および討論を行う学会です。この分野における最先端で活躍する研究者たちが集まり、各分野間の交流を活発に行うことができる大変貴重な国内学会です。今回受賞した優秀講演賞は、本学会で発表された研究の中、受講者から高い評価を受けた講演に与えられる賞です。本研究は「ITS」分野における講演の中、優秀であると評価されました。

 

受賞された研究・活動について>
本研究は、車線変更推定および人工ポテンシャル法を用いることで、他車の走行軌道予測を可能とする手法の構築を行ったものです。先行調査によると,約90%の交通事故が運転ミスにより発生すると報告されました。そのため、自動運転および運転支援システムが交通事故低減に向けた解決策として注目を集めています。自車の周辺状況を確認し、危険な場面が予測されたとき、運転者に警告を鳴らすシステムは交通事故の低減に大きく貢献できると期待されます。

受賞した研究では、他車の走行軌道予測を目的とし、交通事故の主要因である車線変更に注目しました。先行研究は予測対象の周辺に多くの車両が走る複雑な環境下では適切な軌道予測が行われない問題点がありました。提案手法は、計測装置が設置された自車を想定し、外部計測可能な情報のみを用いて車線変更推定を行い、その推定結果を踏まえたポテンシャル場を生成します。これにより他車が行う車線維持および車線変更における走行軌道予測を可能とし、予測対象の周辺車両も考慮に含めた高精度の軌道予測手法を構築しました。

提案手法の有効性を評価するため、アメリカで計測された交通データを用いて予測軌道の精度を算出しました。その結果,混雑な環境下でも高精度な走行軌道予測が可能であることを示しました。

 

<今後の抱負・感想>
このような素晴らしい賞を頂けて光栄に思います。何よりも自分の研究成果が認められたことがとても嬉しいです。先生方、また協同研究先の皆様に深く感謝いたします。これからも研究活動に精進し、社会に貢献していきたいと思います。