プレスリリース

2014.09.18

東京大学大学院工学系研究科にて初めてインド鉄道省幹部候補生を受入 ~人材育成を通じた日印協力への貢献と留学生受入拡大に向けて~

東京大学は、インドを教育・人材獲得面における重点国と定め、2012年2月にはバンガロールに「東京大学インド事務所」を開設し、留学生の受け入れを含めたさまざまな形でインドとの交流を推進してきました。本交流を更に推し進めるため、東京大学は、本学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程に、インド鉄道省の若手技官2名を、本年10月から学生として受け入れることを決定しました。同専攻のインド鉄道省からの学生の受け入れは初めてで、この2名は、近い将来に、インド政府の高速鉄道計画を担う人材として期待されます。なお、本留学生受け入れはアジア開発銀行奨学金プログラムの支援を受けて行われます。

本学大学院工学系研究科は従来から各国トップレベルの大学から最優秀の人材を獲得することに努めており、インドからも同国におけるトップレベルのインド工科大学の卒業生で現在鉄道省に勤める優秀な人材を、社会基盤学専攻に受け入れることを昨年決定し、本年10月の来日に向け準備を進めていました。一方インドでは、本年5月の新政権樹立とともにインド高速鉄道計画が予算化され、ムンバイ~アーメダバード間を結ぶインド初の高速鉄道の計画が公表されました。インドにおいて、インド高速鉄道計画を主導する幹部育成の必要性が高まる中、7月に本学大学院工学系研究科前川宏一教授とインド事務所吉野宏所長が鉄道省を訪問した際、同省の局長から、本学工学系研究科社会基盤学専攻で10月に受け入れる予定の同省の若手技官2名を高速鉄道計画の第1期生と位置付けたい旨の意向を受けました。

東京大学にとって、今回の2名の派遣留学生受け入れは、鉄道技術分野での人材育成における日印協力への貢献の新たなスタートであるとともに、今後の更なるインドからの留学生受入につながることが期待され、その意義は極めて重要です。