プレスリリース

2014.09.04

日本列島最古の鉱床年代決定に成功 ー Re-Os法により日立鉱床の生成年代が明らかに ー : システム創成学専攻 加藤泰浩教授

独立行政法人海洋研究開発機構 (理事長 平朝彦) 海底資源研究開発センターの野崎達生研究員、鈴木勝彦上席研究員、東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授は、レニウム-オスミウム (Re-Os) 年代決定法を用いて、長い間不明であった茨城県日立鉱床 (火山性塊状硫化物鉱床に分類される銅・亜鉛鉱床) の生成年代を、鉱床を構成する硫化鉱物から直接決定することに成功しました。その結果、日立鉱床の生成年代はこれまで考えられていた石炭紀前期 (約3億2,320万年前~3億5,890万年前) ではなくカンブリア紀 (4億8,540万年前~5億4,100万年前) であり、日本列島最古の鉱床であることを明らかにしました。

本成果は、先行研究により提唱された日立地域に分布する1億5千万年間にわたる地質記録の欠落 (ハイエタス) や本地域にカンブリア紀の地質が広く分布することを裏付ける証拠であり、日本列島がたどった歴史を再構築するうえで、その初期過程の年代幅を絞り込む重要な年代制約になることが期待されます。

 

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