プレスリリース

2020.03.06

若年層SNSユーザの安全・安心な利用を促すインタフェースデザインの大規模な定量調査研究の成果:電気系工学専攻 矢谷浩司准教授ら

東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻矢谷研究室(インタラクティブ・インテリジェント・システム・ラボ)及び株式会社ナナメウエ(本社 東京都港区赤坂 代表取締役 石濵嵩博)は共同でインターネットコミュニティにおける18歳未満のユーザに関するトラブルリスクを軽減させるためのインタフェースの研究を行なっています。本研究では、行動経済学で知られているナッジ(人々が自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法)をどのようにSNSのインタフェースに適用すれば、SNSユーザの安全・安心な利用を促せる可能性があるかを、大規模な定量調査を通じて検証しました。29,000件を超える調査データを主に高校生のSNSユーザから収集し分析を行った結果,ナッジの存在がリスクの高い行動を避けるのに有用となり得ることを確認しました。また、「55%の人は(SNSで知り合った人と1対1で)会わないそうだよ」といった否定文のナッジを提示された時の方が、肯定文のナッジを提示された場合より、リスクの高い選択肢を実験参加者が避ける傾向があることが明らかになりました。本研究成果は、SNSの安全な利用におけるインタフェースデザインの重要性をとその指針を明確にするものであり、SNSを運営する会社や団体にとって有益な知見となることが期待されます。また、本研究成果、および詳細な実験結果は、2020年4月25日から30日にかけて開催されるACM CHI Conference on Human Factors in Computing Systems(CHI 2020)にてフルペーパーの論文として発表されました。

プレスリリース本文:/shared/press/data/setnws_202003061126246287401367_268407.pdf

矢谷研究室 : https://iis-lab.org/

ナナメウエ :https://nanameue.jp/ja