共同研究・受託研究 事例紹介

生体親和性リン脂質ポリマーの創製および医療デバイスへの応用

1) マテリアル工学専攻 石原研究室

2) 研究内容: 生体親和性リン脂質ポリマーの創製および医療デバイスへの応用

3) 研究期間: 1998年ー2014年(継続中)

4) 共同研究の相手組織(企業等)・部署名: 日油(株)・ライフサイエンス事業部、サンメディカル技術研究所、京セラメディカル(株)・研究部

5) 企業等における適用内容とその成果:

■生体親和型ポリマーの創製とその応用(日油(株)、サンメディカル技術研究所) リン脂質極性基を有する新規モノマーの合成法を、工業的スケールにて実施し、当該モノマーおよびそれより得られるポリマーの製造に結びつけた。これは、生体親和性を特徴とする保湿成分として、国内にて化粧品、ヘアケアーあるいはアイケアー用品に添加されて上市された。一方、海外ではコンタクトレンズ、血管カテーテル・ステント、人工肺などの医療デバイスに適用された。また、国内において国産初の埋め込み型人工心臓(EVAHEART)の表面処理に利用され、臨床使用されている。

■リン脂質ポリマーによる長寿命人工股関節の開発(京セラメディカル) 1999年より開始した人工股関節置換術の問題に関わる研究は、京セラメディカル(旧 神戸製鋼所、日本メディカルマテリアル)との共同で、リン脂質ポリマーで表面処理した股関節ライナーを製造(Aquala)することで、潤滑性が著しく高まり摩耗の抑制を達成することで解決した。この人工股関節は2011年より臨床使用され、これまでに17,000件の置換手術に用いられている。

生体親和性バイオマテリアルの創製から医療デバイスへの実現

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