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世界風力エネルギー会議のご案内 10/31(月)〜11/1(火)開催

 

来る1031日(月)から、安田講堂を主会場として、日本で初めての世界風力エネルギー会議が開催されます。概要は下記のとおりです。

1031日午前9時-12時の開会式・基調講演は無料参加できますので、ご興味のある方は、安田講堂にご参集ください。当日、会場の定員(1000名)に達し次第、入場を締め切らせていただきますので、ご了承ください。

なお、プログラム等の詳細はホームページを参照ください。

http://wwec2016tokyo.com/

世界風力エネルギー会議・組織委員会委員長 東京大学教授 荒川忠一

 

【概要】

世界風力エネルギー会議(WWEC2016Tokyo)が、1031日から2日間、東京大学安田講堂を中心に開催される。日本における風力エネルギーの初めての国際会議であり、およそ30か国から500名の科学技術者が風力エネルギーの議論を深め、再生可能エネルギーの導入促進を目指す。

風力エネルギーは世界で450GWの設備容量に達し、その低廉な価格のため増加の一途を辿っている。日本では、台風などの厳しい気象に耐える風車や、海への進出を目指した洋上風車など、世界に誇る高い技術を有するものの、設備容量は3GW、国内発電量の0.5%に留まり、大きく出遅れている。

このような状況に鑑み、本国際会議においては、風力エネルギーに関する最先端の科学技術の発表と議論が行われる。特に、洋上風車の研究やプロジェクト事例が国内外から多数報告される。特に浮体式洋上風力について、日本のみならず、フランスやノルウエーなどから新しいシステムの提案が行われ、注目を集めることになる。

また、世界各国の風力エネルギーの発展の状況がつぶさに報告される。風車先進国である米国、ドイツ、中国をはじめ、これから成長が期待される中南米やアフリカからの参加者も多い。世界的な広い視点から将来の風力エネルギーの在り方を議論し、風力エネルギーを中心としたエネルギーシステムの構築を目指す。

1031912時に安田講堂で開催される開会式および基調講演は、一般参加が可能で無料で聴講でき、さらに同時通訳も行われる。経済産業省および環境省の日本側の代表者に加えて、米国やドイツ政府のエネルギー関連の高官などがスピーチを予定している。基調講演では、高性能風車、浮体式洋上風力、そして風力普及のための社会受容性の専門家の研究発表が行われ、世界の動きを知ることができる。当日登録も可能であるため、ぜひ、気軽にご参加いただき、風力エネルギーのネットワークを広げていただきたい。(了)