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エネルギー総合学連携研究機構・設立シンポジウム

 

(東京大学エネルギー総合学連携研究機構)
(東京大学国際オープンイノベーション機構)

 2021年10月28日(木)13:00~18:30、室町三井ホール&カンファレンスにおいて、「エネルギー総合学連携研究機構」設立シンポジウムを開催致しました。
 シンポジウムでは大久保達也理事・副学長(OI機構長)より共催者を代表して開会のご挨拶を、染谷隆夫工学系研究科長より新機構設立の責任部局長としてのご挨拶を、経産省・産業技術環境局・木原晋一審議官よりご来賓のご挨拶をそれぞれ賜りました。そして、藤井輝夫総長より「多様性の海へ:対話が想像する未来」と題して基調講演を賜りました。その後、PR動画(英語バ-ジョン)にて「エネルギー総合学連携研究機構」についての紹介がありました。続いて、松橋隆治初代機構長より主催者としてのご挨拶、機構の概要紹介と運営方針の説明がありました。その後、休憩をはさみ、特別講演1として、石井理事より「グローバル・コモンズの責任ある管理とエネルギーシステムの在り方」についてご講演を賜りました。

 現時点では学内10部局より教員に参画していただいておりますが、各部局を代表しての下記の如くご講演を賜りました。


講演1「再生可能エネルギーとデータセンター」(江崎 浩 東京大学大学院情報理工学系研究科 創造情報学専攻 教授)
講演2「熱エネルギーを長期間貯蔵可能な革新的材料"蓄熱セラミックス"」(大越 慎一 東京大学大学院理学系研究科 副研究科長、化学専攻 教授)
講演3「プラスチックと人類および環境との共存を目指して~エネルギー、リサイクル、脱炭素、生分解の観点から考える~」(岩田 忠久 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
講演4「カーボンニュートラルに向けた次世代太陽光発電」(瀬川 浩司 東京大学大学院総合文化研究科 教授)
講演5「新たなエネルギーシステムへの移行とガバナンス、ルール形成」(梶川 裕矢 東京大学未来ビジョン研究センター 教授)

前半の講演5件の後、特別講演2として、ファティ ビロル International Energy Agency(IEA)事務局長 より「The role of Japan in global efforts to achieve net-zero emissions by 2050」と題してご講演を賜り、更に、特別講演3として、高村 ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター 教授、日本学術会議 副会長)より「2050年カーボンニュートラルに向かうエネルギー政策ー再生可能エネルギー主力化の政策課題」についてご講演を賜りました。

その後、後半に下記の5講演を賜りました。
講演6「エネルギー政策学の新たな展開に向けて」(大橋 弘 東京大学公共政策大学院院長・教授)
講演7「カーボンニュートラル時代の熱利用」(鹿園 直毅 東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 教授)
講演8 「電気化学材料・デバイス・システムによるカーボンニュートラルへの挑戦」(杉山 正和 東京大学先端科学技術研究センター エネルギーシステム分野 教授)
講演9「次世代モビリティ技術とカーボンニュートラルエネルギーシステム」(大崎 博之 東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 教授)
講演10「脱炭素工業炉のためのアンモニア燃焼」(鈴木 雄二 東京大学大学院工学系研究科 副研究科長、機械系工学専攻 教授)
上記の如く、今回のご講演は当機構の運営方針である「文理融合」にぴったり当てはまる内容でありました。

最後に東京大学国際オープンイノベーション機構の上條 健統括クリエイティブマネージャーでより閉会のご挨拶を賜り、シンポジウムは大盛況裏に終了いたします。 
尚、オンラインライブへの接続回線数は725件と国際オープンイノベーション機構がこれまでに主催、共催したイベントの中で最多の集客を記録いたしました。

 今回は新機構のお披露目でありましたが、今後は実質的な成果をたくさんご報告できるように運営してまいりますので、エネルギー総合学連携研究機構をお引き立ていただきますようお願いいたします。

 



共催者挨拶:大久保理事・副学長

責任部局長挨拶:染谷研究科長

来賓挨拶:経済産業省・産業技術環境局・木原審議官

基調講演:藤井総長

主催者挨拶:松橋機構長



関連ページ:https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/event/setevt_202110071605140177695547.html