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武田俊太郎 准教授が「Innovators Under 35 Japan 2021」を受賞されました

 

2021月12月16日、物理工学専攻 武田俊太郎 准教授が「Innovators Under 35 Japan 2021」を受賞されました。



<受賞した賞の名称と簡単な説明>
Innovators Under 35 Japan 2021
Innovators Under 35は、才能ある若きイノベーターたちを讃え、その活動を支援することを目的とした、MITテクノロジーレビュー主催の世界的なアワードです。Innovators Under 35 Japanは、その歴史あるグローバル・アワードのローカル版の1つとしてMITテクノロジーレビュー[日本版]が開催するものです。

<受賞された研究・活動について>
独自のループ型光回路を考案し、大規模な光量子コンピュータ実現への道を切り拓いたことが評価されました。量子コンピュータは、創薬から人工知能まで幅広い分野への応用が期待されています。様々な開発方式がある中で、光を用いた量子コンピュータは数多くの利点を持つ有力候補の1つです。私の研究では、従来の「大規模な光量子コンピュータには大規模な光回路が必要」という常識を、独自のループ型光回路のアイデアで覆しました。さらに、独自の技術開発により、その原理実証にも成功しました。この成果は、光量子コンピュータの飛躍的な大規模化を可能とし、その開発に必要なリソースやコストを大幅に減少させるものと期待されます。

<今後の抱負・感想>
光量子コンピュータに関する最近の研究を評価して頂き光栄に存じます。世界各国で開発競争が過熱している量子コンピュータの分野において、光量子コンピュータは日本が世界をリードできる分野だと確信しています。今後も、世界の後追いではないオリジナルのアプローチで、日本発・世界初の実用的な量子コンピュータ実現を目指したいと思います。

〈WEB〉
MIT Technology Review Japan IU35紹介ページ
https://events.technologyreview.jp/iu35/2021/?utm_source=mittrad&utm_medium=bigbanner&utm_campaign=iu352021

紹介ページ:https://www.technologyreview.jp/l/innovators_jp/261845/Shuntaro-Takeda/