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精密工学専攻 ルイ笠原 純ユネスさんが2020 IEEE/SICE International Symposium on System Integration Best Paper Awardを受賞されました

 

2020年01月14日、工学系研究科精密工学専攻 ルイ笠原 純ユネスさんが2020 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII2020) Best Paper Awardを受賞しました。
この賞は最優秀な論文1件に贈られる賞です。

 


<受賞された研究・活動について>
打音検出などのコンクリート構造検査方法の自動化は、特にトンネルや橋などの社会インフラにとって非常に望ましく重要である。これは、使用者の安全を確保するためである。半教師ありアプローチは、検出作業から人間の作業を完全に除去することなく人間の作業負荷を大幅に削減できるため、重要な検査方法との互換性が高く、ある程度の安心感が得られる。ただし、このような半教師ありアプローチの精度は、弱教師データの正確さによって条件付けられており、実際には、弱教師データにヒューマンエラーが含まれている場合が多い。したがって、本研究では、精度を向上させ、ヒューマンエラーの悪影響を軽減するために、センサが提供する情報を使用して弱教師データを補完する方法を提案した。さまざまな構成のコンクリート実験体を使用して行われた実験では、提案手法の有効性が示され、弱教師データのエラーに対する頑健性と高い精度が達成された。


<今後の抱負・感想>

このような素晴らしい賞を頂けたことを光栄に思っております。熱心にご指導くださいました先生方に深く感謝いたします。これからも研究活動に精進します。