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原子力国際専攻 鵜殿寛岳さん(D2)がThe 2nd International Symposium on Computational Particle Technology(CPT2018)において最優秀学生ポスター賞(Best Student Poster Award)を受賞されました

 

2018年12月7日、原子力国際専攻 酒井研究室(D2)鵜殿寛岳さんがThe 2nd International Symposium on Computational Particle Technology(CPT2018)において最優秀学生ポスター賞(Best Student Poster Award)を受賞されました。本学会は、粉体の数値シミュレーションに関する国際的な成果発表の場として2年に1度開催され、優秀なポスター発表を行った学生を対象に表彰を行っています。

 

<受賞された研究・活動について>

講演タイトル:
A Numerical Study on Shear Thinning due to Break-up of a Particle Aggregate

講演概要:
高レベル廃液をガラス固化処理する際に、ガラス溶融炉内に生じるガラススラリーの制御が困難になると、溶融炉を安定に運転することができませんでした。このため、ガラススラリーのレオロジー特性の把握が求められていました。既存実験では、スラリーが加えられたせん断速度の増加に対して粘度が減少する、いわゆるshear thinning現象を示すことが知られていましたが、その原因は不明でした。本研究では、数値シミュレーションを用いて、微粒子凝集体が解砕することによる内部流体の解放が粘度減少に寄与することを示しました。

 

 

<今後の抱負・感想>

このたびはCPT2018で最優秀学生ポスター賞をいただくことができ、大変光栄に存じます。ご指導を賜りました酒井幹夫准教授に感謝申し上げます。本研究で既存実験に関する知見を共有していただいた電力中央研究所にも感謝申し上げます。この賞の名に恥じぬよう今後も一層精進してまいります。