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【受賞/表彰等】原子力国際専攻 森勇稀さん(M2)が「粉体工学会・第53回技術討論会」において学生優秀講演賞を受賞されました

 

2018年9月4日、原子力国際専攻 酒井研究室森勇稀さん(M2)が「粉体工学会・第53回技術討論会」において学生優秀講演賞を受賞されました。

 

左から川上さん、森さん、桃さん

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
学生優秀講演賞
粉体工学会技術討論会において、優れた講演を行った学生に贈られる賞です。

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:大規模固気混相流シミュレーョンのため計算安定化手法開発
講演概要:固気混相流は粉体と気体が互いに影響を及ぼし合う流れのことで、粉体プロセス上重要な様々な装置に現れます。このような固気混相流の解析には実験の他に数値解析が広く行われています。固気混相流の数値解析において広く用いられる手法として、DEM-CFD法がありますが、この手法によって大規模な固気混相流の数値解析を行うと、粒子数や複雑壁面形状の問題に加えて、流体抗力に起因する計算の不安定性という問題が生じ、安定的な計算が困難な場合がありました。そこで本講演では、DEM粗視化モデルやAdvanced DEM-CFD法と呼ばれる手法に加えて、新たに流体抗力を陰的に解く手法を組み合わせた手法を提案しました。また、本手法による数値解析が実際に大規模な固気混相流を安定的に解析できることを示すため、金型充填装置や大規模な循環型流動層において数値解析と実験を行い、その結果を比較し、妥当性を検証しました。


<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました酒井幹夫先生、ならびに研究室の皆様に深く感謝いたします。いただいた賞を励みとし、今後も一層研究活動に精進し、更に研究内容を発展させていきたいと考えております。