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化学生命工学専攻 今倉悠貴さんが第5回CSJ化学フェスタにおいて優秀ポスター賞を受賞されました

 

2015年11月12日、化学生命工学専攻 今倉 悠貴さんが第 5 回 CSJ 化学フェスタ 2015において優秀ポスター発表賞を受賞されました。

 

<受賞された研究・活動について>

体の中の分子の活動を見ることができれば、生命現象の解明や疾病診断への貢献が期待できます。生体内の分子を観測する手法としてMRIがあります。MRIは検出感度が低いという問題を抱えていますが、核偏極という技術を用いて高感度化することができます。しかし、高感度化した状態には寿命があるため、これまでの研究では観測時間や応用展開が限られてきました。本研究では、その限界を破るような長い寿命を持つ分子構造の開拓を目指しました。その結果、これまで報告されてきたものと比べ、はるかに長い寿命を持つ分子構造を設計・開発することに成功しました。またこの分子構造が、生体分子を観測するセンサーへと応用できることも示しました。

 

 

<今後の抱負・感想>

この度はこのような賞をいただくことができ、誠に光栄に思います。ご指導を賜りました山東信介教授、野中洋講師ならびに研究室のスタッフ、メンバーの皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。今後も今回の受賞を励みに研究活動に邁進していく所存です。